「夕方になるとファンデーションがほうれい線に溜まる」「笑っていなくても口元の線が消えない」…
老け見えの原因No.1とも言われるほうれい線。スキンケアやマッサージで改善しようとしても、なかなか効果が出ないのが現実です。
そこで最も即効性があり、効果的なのが「ヒアルロン酸注入」ですが、入れ方を間違えると「顔がパンパンになる」「不自然な笑顔になる」というリスクも。今回は、自然に、かつ確実に若返るための最新の注入テクニックについて解説します。
なぜ「ほうれい線」ができるのか?意外な真実
多くの人が「ほうれい線=皮膚のシワ」だと思っていますが、実はもっと深い部分に原因があります。
- 骨の萎縮:加齢とともに、小鼻の横(梨状口)の骨が痩せてへこんでくるため、上の皮膚が落ち込んで溝になります。
- 靭帯(リガメント)のゆるみ:頬の脂肪を支えている靭帯が緩むことで、重力に負けて頬全体が垂れ下がり、ほうれい線の上に乗っかります。
- 皮膚の弾力低下:コラーゲン減少により、折り目がつきやすくなります。
つまり、単に表面のシワを埋めるだけでは不十分で、「減った土台(骨)を補い、下がった肉を引き上げる」アプローチが必要です。
NG例:「溝だけ」を埋めるとどうなる?
一昔前は、ほうれい線の溝に沿ってヒアルロン酸を注入する方法が主流でした。しかし、これには限界があります。溝を埋めようとして大量に注入すると、口周りがモコッと盛り上がり、猿のような顔立ちになったり、笑った時にヒアルロン酸が邪魔をして不自然な表情になったりします。
これが、いわゆる「ヒアル顔」の正体です。
MIL CLINIC流:構造的アプローチ(MD Codes法)
当院では、解剖学に基づいた注入法(MD Codes等の概念)を取り入れています。
1. 貴族注射(鼻翼基部への注入)
小鼻の横の凹み(骨が痩せている部分)に、硬めのヒアルロン酸を注入して土台を持ち上げます。これにより、ほうれい線の始まり部分がふっくらとし、口元が上品に見えます。
2. リフトアップ注入
ほうれい線そのものではなく、頬骨の高い位置(リガメントの根元)に注入することで、垂れ下がった頬の皮膚を元の位置に引き戻します。結果として、ほうれい線にかかる重みが減り、自然に溝が浅くなります。
3. 仕上げの浅層注入
最後に、表面に残った細かい折りジワに対して、柔らかいヒアルロン酸を少量なじませて仕上げます。
使用製剤へのこだわり:アラガン社製「バイクロスシリーズ」
当院では、厚生労働省承認のアラガン社製ヒアルロン酸の中でも、持続性と形成力に優れた「バイクロスシリーズ」を推奨しています。
| ボリューマ XC | 【土台作り】 硬さがあり、リフトアップや骨の代わりとして深部に注入するのに適しています。持続期間は約2年。 |
|---|---|
| ボリフト XC | 【なじませ】 適度な弾力と柔らかさがあり、ほうれい線やマリオネットラインなど、よく動く部位に適しています。持続期間は約1年半。 |
| ボルベラ XC | 【表層・細かいシワ】 非常に柔らかく、皮膚の浅い層や唇などに適しています。持続期間は約1年。 |
内出血を抑える「マイクロカニューレ」
当院では、通常の尖った針ではなく、先端が丸くなっている「マイクロカニューレ(鈍針)」を使用しています(※オプションまたはプランに含む)。
血管や神経を傷つけずに注入できるため、内出血のリスクが大幅に減り、ダウンタイムがほぼゼロになります。
ほうれい線は「消す」のではなく「目立たなくする」
完全にほうれい線を消してしまうと、顔がのっぺりとして不自然になります。目指すべきは「5年前の自分」のような、自然な若々しさです。
「ヒアルロン酸は初めてで怖い」「不自然になりたくない」という方こそ、ぜひ解剖学を熟知した当院にお任せください。あなたのお顔立ちに合わせた、最適な注入プランをご提案します。